引っ越しをする際、気になるのは、やっぱり費用。
引っ越しの理由は、お家の新築や購入、転勤による移動、結婚・離婚など様々ありますが、どの理由の場合でも、引っ越し以外に多額の出費がかかります。
となると、引っ越し費用を少しでも抑えたい。
どうやったら引っ越し費用を抑えられるか考えた時に気になるのが、
引っ越し料金って、どうやって計算しているのでしょうか?
引っ越し料金は、基本的に次の計算式によって計算されています。
引っ越し料金 = 基本料金 + 割増料金 + 料金 + 実費 + オプションサービス料
一つひとつ説明します。
1.基本運賃とは
引っ越し費用で必ず含まれる部分。
荷物の量・距離(距離制運賃)・時間(時間制運賃)によって算出されます。
距離制運賃と時間制運賃は、法律で基準が定められていますが、上下10%の料金幅が設けられているため、一番安い業者と一番高い業者で20%の差が生じます。
〇時間制運賃
引越しの距離が100km以内の場合に適用。
トラックを使用した時間で決められていて、①4時間制、②8時間制、③8時間以上の3段階になっています。
※トラックの使用時間とは・・・
トラックが指定場所へ到着した時から、作業を終えて車庫に変える時間のこと
〇距離制運賃
引越しの距離が100km以上の場合に適用。
トラックで走った距離によって運賃が決定(最短となる経路の距離で計算)
※荷主が経路を指定することも可能です。
2.割増料金とは
休日割増や深夜早朝割増、冬季割増(地域によって)
休日割増 ・・・ 日曜・祝日は2割増し
深夜早朝割増 ・・・ PM10:00~AM5:00
3.料金とは
別名、車両留置料といわれ、距離制度運賃にのみ適用されます。
依頼主の都合や、段取りミスによって車を止めてしまった時に発生する料金。
猶予あり 6t以下の車両・・・120分、6t車以上の車両・・・150分の時間までは料金は発生しません。
4.実費とは
荷造りの料金、荷物の積み込み・積み下ろしなどをしてもらう作業員の人件費
荷造りに必要な資材代(ダンボールやガムテープなど)
高速道路通行料など
※料金を安くしたい場合には・・・
ダンボールをスーパーなどでもらってきて、荷造りや荷解きを自分で行うことでこの実費部分を抑えられます。
5.オプションサービス料とは
付帯費用とよばれるものです。
エアコンの取り外しと取り付け、ハウスクリーニング、ピアノの搬送、不用品買取り、荷物の保管サービスなど、この他にさまざまなオプションがあります。
※引っ越しの運賃とは、「①基本運賃」と「②割増運賃」の合計になります。
引っ越し費用の計算方法がわかると、次に気になるのは『相場』になります。
相場を知ることで、詐欺的に高額請求されることを防げますので相場についてはしっかり調べましょう!!
相場をインターネットで調べるといろいろありますが、その時期や、家族人数、依頼する内容によって変わりますので実際に相場を知るために一番良い方法は、
まずはじめに、インターネットで、一括して複数業者に見積もりをとることです。
そして、その中から複数の業者を選んで、実際に引っ越しする現地をみてもらい、見積もりをとりましょう。
※引っ越し業者の営業による見積もりは、原則無料です
(標準引越運送約款第3条第4項(見積り)の条文より
この2つの方法をとることで、平均的な相場が見えてきます。
あきらかに金額が高い業者や、低い業者には気をつけましょう。
引っ越しをする際は、必ずゆとりを持って、複数の業者から見積もりをとりましょう!
家族がいる場合の引っ越し費用について
単身と家族で引っ越し費用はどう変わるのでしょうか?
単身と家族の場合で変わるのは、やはり人数(当たり前ですね(^_^;))
人数が増えると、洋服などの生活必需品が増え、その分のタンスなどの大型荷物も増えてきます。
また、部屋の間取りも単身者だと1LDKで住んでいたとしても、家族で暮らすとなると、やはり間取りも部屋数の多さや間取りも変わってきます。
引っ越し費用でお話しした、『実費』と『オプションサービス』がかかってくるため単身者よりも費用はかかります。
引越し業者のホームページなどで確認してみても、家族が一人増えることで、引っ越し費用が増えることが確認できます。
それでも、やはり引っ越し費用を抑えたい、というのは誰でも一緒です。
その為には、荷造り・荷解きや荷物を自力で運ぶなど、家族全員で協力して行い、引っ越し業者に依頼することを必要最低限にしましょう。