新しいお家に住むから「エアコンも新しい物に買い替えよう」となったり、引っ越す家は今までより狭くなるから冷蔵庫は小さいサイズに買い替えないといけないよね、など、引越しの時には、気分の入れ替えや、新しく住む家の間取りなどによって家電を買い替えたりして、今まで使用してきた家電が不要になり処分したいと考えるかたは大勢いるのではないでしょうか?

不用品を処分すれば、引越し費用も安くなりますので、ぜひとも処分したいものです。

でもちょっと待ってください。

不用品を処分することで引越し費用は安くなりますが、処分するだけでよいでしょうか?

引越しで多額の出費がかかっているので、不用品でも売れるものは売ってお金に変えることで少しでも出費の足しになると思います。

不用品を売る方法は、フリーマーケットで売る、リサイクルショップに売る、不用品買取業者に売るなど様々な方法がありますので、ご都合にあわせて売っていきましょう。

意外と、使い古した家電(パソコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど)でも売れてしまうこともあります。

もちろん、今誰も使用しないような家電品や完全に壊れてしまっている家電品であれば買取業者に買い取って頂ける可能性は低くなりますが、ネットオークションを利用すれば、壊れていても、一部の部品が欲しい方などに買ってくれるケースもありますので、試しに出品してみることも一つの選択肢になります。

ちなみに、売ることが面倒であったり、どうしても時間がなくて売りにいけないなどの場合は、やはり処分することになってしまいますよね。

その処分する不用品が粗大ごみとして市町村の指定する方法で処分できればよいのですが、エアコンや冷蔵庫など一定の家電製品を処分する時には小売店に行って、処分代(家電リサイクル料など)を支払って処分しないといけません。

売ってお金に変わったかもしれないものが、お金を払って処分することで「えっ?」て思われたかもしれませんが、状況によっては処分するしかないというケースもありますので、念のため、家電リサイクルについてもお話し致します。

不用品(家電)の処分にかかるリサイクル料金

 家電を処分する時にリサイクル料を支払ったということをよく耳にします。

処分するのに一体いくら支払うのでしょうか?

ひとつだと少額と思えることでも、引越しのときなど複数の処分となると出費の多いときにさらに出費が重ってしまいますので、事前にチェックしておくことも大切です。

ここでは、家電リサイクルについてお話し致します。
 
「家電リサイクルとはなんでしょうか?
 
 使わなくなった家電製品を、再商品化(新しい商品)や資源(鉄、銅、アルミ、プラスチックなど)として有効利用させる仕組みのことです。

これは、平成13年4月1日施行された法律(家電リサイクル法)で定められました。

家電すべてが、家電リサイクルの対象になるの?

家電すべてが対象になるのではなく、家庭用の『エアコン、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫、テレビ』の4種類が対象になります。

家電リサイクル対象の家電製品を処分するには?

 購入した小売店や、近くの小売店に有料で引き取って頂くことになります。

“有料”とありますが、どの位かかるのでしょうか?

①収集・運搬料金(各小売業者で設定)
②家電リサイクル料金
①と②の合計金額になり金額は様々なので、複数店舗で見積もりをおすすめします。

家電リサイクル料金例 (経済産業省サイトより引用)
エアコン             1,404円

テレビ
  ブラウン管(15型以下)    1,836円
  ブラウン管(16型以上)    2,916円
  液晶・プラズマ(15型以下)  1,836円
  液晶・プラズマ(16型以上)  2,916円

冷蔵庫・冷凍庫
  170L以下          3,672円
  171L以上          4,644円

洗濯機・衣類乾燥機        2,484円

※家電メーカー等によってリサイクル料金が異なります。
 
 詳細は、一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのリサイクル料金一覧をご参照ください。
 http://www.rkc.aeha.or.jp/text/r_price.html