「引っ越し祝いってなに?新築祝いのこと?それとも、ただ引っ越しただけ?」と思ってしまいますが、引っ越しする理由がたくさんあるので、『引っ越し祝い』も様々あります。
例えば・・・
一戸建ての新築や新築マンション購入による引っ越し ⇒ 新築祝
賃貸住宅から、中古の一戸建てやマンション購入による引っ越し ⇒ 引っ越し祝
賃貸住宅から、賃貸住宅による引っ越し ⇒ 餞別
転勤による引っ越し ⇒ 栄転・昇進祝い
など、引っ越しする理由によって、お祝いの方法もかわってきます。
ちなみに、ご近所さんの引越しの場合は「餞別」という形でお祝いすることもあります。
「餞別」は基本的にはお祝いではないのでその必要はありませんが、お渡ししたい場合は餞別という名目でお渡しして下さい。
お祝にお渡しするものは、現金や商品券が圧倒的に多く、時計、陶器、鉢物なども一般的に贈られています。
『燃える』という考える方もいますので、ストーフなどは失礼にあたりますのでご注意を!
表書きは「新築祝い」「祝お引っ越し」「お餞別」などを書き、贈り物のさいは、紅白の蝶結びの水引のしを貼りましょう。
引っ越し祝いのお返しはどうしたらいいの?
引っ越しでお金もたくさん使ったし、贈る側の気持ちでいただいたのだから、お返ししなくていいのでは?と考えられる人もいます。
贈る人もお返しを考えてお祝いしたわけではありませんし、お返しも義務ではありませんから、それはそれで一理あります。
ただ、お祝いをもらったら、お返しを!と考えるのが、日本人の風習であり、よいところですよね。
では、引っ越し祝いをもらったら、お返しはどのようにしたらよいでしょうか?
一般的には、新しい家に招待して、夕食などでもてなしをすることで、お返しとしているようです。
大勢のかたを招いたり、何度もおもなしをすると大変なので、遠方などでご招待できないかたには、もらった金額の3分の1(多くても半分)の金額の品物でお返しすることが礼儀になっています。
お返しする時期についても、もらったからすぐお返しするのではなく、引越し後1ヶ月程後で失礼にあたることはありません。
では、お返しする品物はなにがいいでしょうか?
お返しするかたの好みがわかれば食料品やお菓子でよいのですが、好みがわからなければ家庭内消耗品などの石鹸やタオルなどが一般的になっています。
ただ、お返しの品物で
「縁が切れる」と考えられる“刃物”
仏事でよく使われている“緑茶”
「踏みつける」と考えられる“履物”
生活貧困者と受け取られる“下着”
は、昔からお返し物には失礼として考えられていたので気をつけましょう。
「地に足をつける」「自分の力で未来を切り拓く」など
考えが柔軟な人には、お返しとしても良いかもしれませんね。
お返しする際にはもちろん包装をして、のしを貼って頂きましょう。
引越し祝いは、自分のところのお祝い(内祝い)にあたりますのでのしは紅白の蝶結びの水引で、表書きは「内祝」「新築内祝」「お礼」と書くことを忘れずに!
引っ越し祝いの相場はいくら?
「引っ越し祝いの相場はいくらですか?」
よく聞かれる話ですが、『お祝い』なので、気持ちの部分が第一であり、金額が重要ではありません。
と、言ってもやはり気になるところですよね。
〇新築祝い、引っ越し祝いの場合は・・・
一般的な相場は、5,000円~10,000円と言われています。
兄弟姉妹や親戚の場合だと、30,000円~50,000円が相場のようです。
〇賃貸住宅への引っ越し(餞別)の場合は・・・
一般駅な相場は、3,000円~5,000円程度と言われています。
兄弟姉妹やお世話になった方の場合は、10,000円~20,000円というケースもあるようです。
金額はあくまでも目安であり、この金額より上だと「いけない!」とか、この金額よりだと「いけない!」ということはありませんので、あなたの気持ちや状況にあわせて決定しましょう!!