今まで使っていた冷蔵庫。引越しとなると買い替えたくなりますよね?
 
もし買い替えると決めると、今まで使っていた冷蔵庫を処分しなければいけまえん。

 その処分方法についてですが、冷蔵庫は家電リサイクル法に定められた家電品であるため、適切に処理しなければいけません。

 買い替えるのであれば、新しい冷蔵庫を購入した店舗に処分を依頼することもできます。

 また、リユース事業に取り組んでいる事業者に適正に処分して頂くことも可能です。

 その他にリサイクルショップに売るという方法もあります。

 リサイクルショップでも新しかったり、売れるような状況であれば買い取って頂ける可能性もあります。

 ただ、冷蔵庫には移動する際に下記のような注意点があります。 

 冷蔵庫を移動する際、「横向きにしてはいけない」とよく言われています。
 
 これは、その通りで冷蔵庫を横済みで移動した際は、振動などで圧縮機(コンプレッサー)内のオイルが冷却システムに流れ込んでしまい故障の原因となる可能性があるからです。
 
 では、全く横にしてはいけないのでしょうか?
 
 そういうことは全くありません。

移動する際に、ドアの高さや、通路の幅、階段の上り下りなどを考えた時に、縦状態で移動するということは、絶対に無理です。
 
 もちろん“縦置きにした状態で移動させる”ことが基本であり、故障につながりにくいのです。

 横にすることで、冷却液体などが漏れて故障の原因に繋がることもありますが、短い時間であれば問題ないと思います。

もちろん、長時間横向きにして移動すると壊れる可能性がかなり高くなります。

 そのため、引っ越し業者さんが配送する際も、縦置きでしっかり固定して配送しています。

 ご自身の力で引越しをする際などは、長時間横向きにしないようご注意ください。

 また、冷蔵庫が壁にあたると、簡単に壁が壊れてしまいますので、移動する際もご注意くださいね。

 ちなみに、引っ越し業者は、冷蔵庫をしっかり梱包して、冷蔵庫だけの引っ越しも受けていますので、ご自身の力で引越しする際はご検討ください。

 引っ越しする際の冷蔵庫(旧機種)の電源についても注意があります。

 引越し日の前日には電源を切っておくようにしましょう。

 もし、前日で電源を切り忘れた場合は、当日でも引越しの5時間前には電源を切っておきましょう。

 それは、冷却用の液体に原因があります。

冷蔵庫のモーターの中にある冷却用の液体の温度が完全に下がった状態で冷蔵庫の移動をしなければ壊れてしまうからです。

 このような注意点を、プロの業者以外の人が、問題なく移動することは可能でしょうか?

 なれてくれば問題ないかもしれませんが、壊れない可能性が全くないというわけではありません。

 そのため、リサイクルショップで売れる可能性のものは買取ますが、売れる可能性もなく、いろいろな場所が凹んでいて壊れる可能性がある冷蔵庫については、売れずに処分費用がかかってしまうため、無料でも回収はしてくれません。

冷蔵庫リサイクル料金

 家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)に定められている家庭用の冷蔵庫は、適正に処分(リサイクル:再商品化)してもらうために、処分費用を支払わなければ処分できません。

 処分費用は リサイクル料金 + 収集・運搬料金(各小売業者で設定) となっています。

 各小売業者で設定できる、収集・運搬料金については、小売店によってホームページや電話にて確認することができますので、少しでも費用を抑えるために、複数の小売店で確認することをおすすめします。

 リサイクル料金についてですが、実は、「冷蔵庫」とひとくくりでリサイクル料金が同じではありません。

各メーカーおよびサイズによって金額が決められていますので、あなたのご使用している冷蔵庫のメーカー名およびサイズを確認したうえで、下記のサイトよりご確認ください。

一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター ⇒ リサイクル料金一覧